28日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり2銘柄、値下がり223銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅に5日続落。
27日の米国市場でNYダウは大幅に6日続落し、1190ドル安と過去最大の下げ幅を記録した。
新型コロナウイルスの感染拡大で、世界経済への悪影響に対する懸念が一段と強まった。
米長期金利が過去最低を更新し、東京市場では円相場が一時1ドル=108円台まで上昇。
日本株にもリスク回避的な売りが広がり、日経平均は430円安からスタートすると下げ幅を拡大し、引けにかけて20916.40円(前日比1031.83円安)まで下落する場面があった。
取引時間中に21000円を下回ったのは昨年9月5日以来となる。
大引けの日経平均は前日比805.27円安の21142.96円となった。
終値としても昨年9月5日以来の安値水準で、週間の下落幅は2243.78円に上った。
東証1部の売買高は24億2087万株、売買代金は4兆1288億円だった。
業種別では、全33業種がマイナスとなり、不動産業、情報・通信業、水産・農林業が下落率上位だった。
一方、空運業は比較的小幅な下げにとどまった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の98%、対して値上がり銘柄は2%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)で1銘柄で日経平均を約56円押し下げた。
同2位はKDDI (T:9433)・ソフトバンクG (T:9984)となり、東エレク (T:8035)、信越化 (T:4063)、リクルートHD (T:6098)、ファナック (T:6954)、アドバンテス (T:6857)などがつづいた。
また、日経平均構成銘柄の下落率トップはユニチカ (T:3103)で9.66%安、同2位はミネベア (T:6479)で7.26%安となった。
一方、日経平均構成銘柄で値上がりしたのは長谷工 (T:1808)とANA (T:9202)の2銘柄のみにとどまった。
長谷工は後場に、上限300億円・発行済み株式総数の10.09%に相当する自社株買いの実施に加え、今期年間配当について従来計画の60円から70円へ増額を発表し7.25%高となった。
*15:00現在日経平均株価 21142.96(-805.27)値上がり銘柄数 2(寄与度+0.71)値下がり銘柄数 223(寄与度-805.98)変わらず銘柄数 0○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:1808) 長谷工 1390 94 +0.68 (T:9202) ANA 2907.5 8.5 +0.03○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9983) ファーストリテ 53440 -1560 -56.20 (T:9433) KDDI 3058 -226 -48.85 (T:9984) ソフトバンクG 5013 -226 -48.85 (T:8035) 東エレク 22325 -1305 -47.01 (T:4063) 信越化 12145 -785 -28.28 (T:6098) リクルートHD 3758 -256 -27.67 (T:6954) ファナック 17970 -735 -26.48 (T:6857) アドバンテ 4915 -245 -17.65 (T:6367) ダイキン 14725 -450 -16.21 (T:6762) TDK 10450 -440 -15.85 (T:6971) 京セラ 6796 -187 -13.47 (T:4543) テルモ 3478 -79 -11.38 (T:9735) セコム 8575 -308 -11.10 (T:4523) エーザイ 7981 -307 -11.06 (T:4568) 第一三共 6590 -307 -11.06 (T:9613) NTTデータ 1291 -56 -10.09 (T:6645) オムロン 5840 -280 -10.09 (T:7832) バンナムHD 5370 -280 -10.09 (T:7269) スズキ 4337 -279 -10.05 (T:4704) トレンド 5370 -270 -9.73