アイスタディ (T:2345)は23日、子会社のエイム・ソフトがケア・ダイナミクスの全株式をネクスグループ (T:6634)から取得し、5月1日付で同社の孫会社とすることを発表。
取得株式数は200株で、取得価格は0.72億円。
ケア・ダイナミクスの資本金は1,000万円で、2019年10月期の売上高が9,000万円、経常利益が300万円。
同社開発の介護事業者向けASPシステムの提供をしているほか、CYBERDYNE (T:7779)の代理店として介護ロボットの導入支援やICT技術を活用した介護環境構築など、総合介護事業支援企業への転換を図っているという。
エイム・ソフトは、ケア・ダイナミクスの介護事業者向けASPシステム「Care Online」の開発・保守を行うことで、介護事業領域に進出する足掛かりにしていくとしている。
アイスタディは、東京大学松尾研究室と介護施設向けAI検知システム構築をテーマとする共同研究を推進しており、10月には製品化を予定しているという。
同株式取得により、ケア・ダイナミクスの顧客資産を活用し、介護・福祉業界就業者に向けたeラーニングや、経営者・施設管理者を対象に事業継続計画マニュアルや感染症対策マニュアルなど、サービスラインナップを拡げ、収益機会の向上を図るという。