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テックファームホールディングス---コロナ影響により3Q減収なるも、通期計画は黒字を維持

発行済 2020-05-19 11:50
更新済 2020-05-19 12:01
© Reuters.  テックファームホールディングス---コロナ影響により3Q減収なるも、通期計画は黒字を維持

テックファームホールディングス (T:3625)は15日、2020年6月期第3四半期(19年7月-20年3月)連結決算を発表した。

売上高が前年同期比1.9%減の46.72億円、営業利益が同85.6%減の0.66億円、経常利益が同83.0%減の0.77億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同92.1%減の0.47億円となった。

ICTソリューション事業の売上高は前年同期比8.3%減の35.49億円、セグメント利益は同22.8%減の8.50億円となった。

通信キャリア向けの、AI関連の大型案件の開発完了に伴う反動減の影響を除けば、右肩上がりの成長を見込んでいる。

感染症拡大収束までは、中堅、中小企業ではIT投資の抑制、選別の動きが想定されるが、顧客層は資本力の大きい大手企業が多く、直請案件が大半を占めていることが強みとなる。

自動車アフターマーケット事業の売上高は前年同期比6.6%減の8.84億円、セグメント損失は1.58億円(前年同期は1.88億円の損失)となった。

コロナの影響により、営業活動に支障が出たことが大きい。

主力の整備システムは堅調だったが、3月末にかけて、当初見込んでいた各種システムの商談の遅れが顕著となり、減収となった。

一方、のれん償却の負担はなくなり損失幅は縮小している。

農水産物輸出ソリューション事業の売上高は2.97億円、セグメント損失はのれん償却1.10億円を計上し1.76億円となった。

コロナによる船便・航空貨物便の減便の影響はあるものの、概ね計画どおりのようだ。

今後強化するデジタル投資の一つである、輸出支援システムの開発は遅れており、早期稼働を急ぐ。

2020年6月期通期の連結業績予想については、同日、業績予想の修正を発表した。

売上高が前期比6.0%減(前回予想比22.5%減)の62.00億円、営業利益が同86.1%減(同87.5%減)の1.00億円、経常利益が同84.6%減(同86.1%減)の1.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益(同89.5%減)が0.45億円としているが、配当予想は5円を据え置いている。

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