[東京 2日 ロイター] - 新生銀行 (T:8303)は2日、オーストラリア・ニュージーランド(ANZ)銀行 (AX:ANZ)の小口ファイナンス部門「UDCファイナンス」の全株式を取得する契約を締結したと発表した。
取得価格は、株式譲渡実行予定日(8月31日) におけるUDCの純資産金額に1億2500万ニュージーランドドルを加算した額。3月末のUDCの純資産金額(6億3700万ニュージーランドドル)で計算すると、約510億円。
UDCはANZが1980年以降、100%保有してきたニュージーランド最大手のノンバンクで、個人向けオートローン、法人向け(運輸、林業、建設業など)資産担保ファイナンス、オートディーラーに対する在庫ファイナンスなどに強みを持つ。新生銀行グループは「小口ファイナンス」を中期経営戦略の注力分野としており、UDCの事業もこの戦略に合致するものだとしている。
(田中志保)