本日のマザーズ市場では、前日の米国株がハイテク関連も含め急落したとあって、リスク回避目的の売りが先行した。
マザーズ指数は一時、900pt台半ばに位置する25日移動平均線に迫る水準まで調整。
しかし、日経平均の下げ渋りとともに投資家心理が持ち直したとみられ、マザーズ指数も1000pt近辺まで値を戻した。
新型コロナウイルスへの対応で期待されるバイオ関連株やインターネット・IT関連株の一角に押し目買いが入った。
なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で2513.70億円。
騰落数は、値上がり70銘柄、値下がり249銘柄、変わらず2銘柄となった。
個別では、時価総額上位のフリー (T:4478)、売買代金上位のサイバーセキュリ (T:4493)やOTS (T:4564)などが軟調。
ナノキャリア (T:4571)は短期的な過熱感から荒い値動きで、終値では8%超の下落となった。
また、決算発表のツクルバ (T:2978)やVALUENEX (T:4422)、バイオ関連のカイオム (T:4583)などが下落率上位に並んだ。
一方、時価総額上位ではメルカリ (T:4385)や弁護士コム (T:6027)が上昇。
アンジェス (T:4563)も特許取得が材料視されて小幅ながらプラスとなった。
売買代金上位ではPSS (T:7707)が大きく上昇し、株式分割実施を発表したすららネット (T:3998)はストップ高水準まで買われた。