本日のマザーズ市場では、朝方こそ日米株の反発を好感して買いが先行したものの、その後メルカリ (T:4385)などの主力株やこのところ人気だった中小型材料株、直近IPO(新規株式公開)銘柄を中心に売りが広がった。
マザーズ指数は前場中ごろを過ぎて1010pt近辺に位置する25日移動平均線を割り込むと下げ足を速め、ランチタイムにはマザーズ先物でサーキットブレーカーが発動され、後場の寄り付き直後に971.48pt(前日比4.6%安)まで下落する場面があった。
ただ、大引けにかけて25日線水準まで値を戻している。
なお、マザーズ指数は4日続落、売買代金は概算で2306.97億円。
騰落数は、値上がり156銘柄、値下がり153銘柄、変わらず15銘柄となった。
個別では、時価総額上位のメルカリ、アンジェス (T:4563)、フリー (T:4478)、弁護士コム (T:6027)などが軟調。
直近IPO銘柄のロコガイド (T:4497)やコマースワン (T:4496)は初値高による過熱感もあって値を崩した。
また、直近大きく値上がりしていたGMOメディア (T:6180)やGMOリサーチ (T:3695)、フルッタ (T:2586)にも売りが広がり、下落率上位に並んだ。
一方、オンライン教材のすららネット (T:3998)などが上昇し、直近IPO銘柄でもフィーチャ (T:4052)は急反発。
ビープラッツ (T:4381)はストップ高を付け、上昇率トップとなった。
なお、本日マザーズに新規上場したグッドパッチ (T:7351)は買い気配のまま初値が付かなかった。