クオールホールディングス (T:3034)は6日、2021年3月期第1四半期の連結決算を発表した。
売上高が前期比2.9%減の391.71億円、営業利益が同64.9%減の5.81億円、経常利益が同64.9%減の5.98億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同73.4%減の2.23億円となった。
保険薬局事業の売上高は前期比4.8%減の357.12億円、営業利益は同86.9%減の1.95億円となった。
出店状況は、12店舗の新規出店をした一方、閉店等により2店舗減少した結果、同社グループ全体で店舗数は815店舗となった。
売上は新型コロナウイルスの影響を受けているが、国の求めるかかりつけ薬局機能を推進し、後発医薬品調剤体制加算や地域支援体制加算の取得店舗数を着実に伸ばした。
医療関連事業の売上高は前期比23.5%増の34.58億円、営業利益は同34.4%増の5.79億円となった。
CSO事業においては、専門性の高いCMRの育成や製薬企業への積極的な営業に取り組み、業界最多の契約社数を維持した。
医薬品製造販売事業においては、グループ内での自社製品の販売促進とコスト適正化を継続し、収益改善を実現した。
2021年3月期第1四半期の計画に対する達成率は、売上高が99.6%、営業利益が349.2%と利益ベースでは大きく上振れているが、国内の新型コロナウイルス感染症は都市部を中心に拡大傾向にあり、長期化するとの見方もなされているため、2020年5月29日に決算短信にて公表した業績予想については現時点では、変更しないこととしている。