日経平均は3日ぶり反発。
18日の米国市場ではNYダウが66ドル安と続落したものの、ナスダック総合指数やS&P500指数は過去最高値を更新した。
NYダウの下落とともに、円相場が一時1ドル=105円台前半まで上昇したことが重しとなり、本日の日経平均は53円安からスタート。
ただ、米国株がまちまちだったこともあって節目の23000円を大きく割り込む流れとはならず、円相場の下落とともにプラス圏へ浮上した。
後場の寄り付き直後には一時23149.85円(前日比98.77円高)まで上昇したが、その後は上値が重かった。
大引けの日経平均は前日比59.53円高の23110.61円となった。
東証1部の売買高は9億1533万株、売買代金は1兆6966億円だった。
業種別では、不動産業、その他金融業、空運業が上昇率上位だった。
一方、パルプ・紙、精密機器、電気機器が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の51%、対して値下がり銘柄は44%となった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)が4日ぶりに反発し、3%超の上昇。
任天堂 (T:7974)とZHD (T:4689)は6日続伸した。
ソフトバンクGとZHDでは外資系証券の目標株価引き上げが観測されている。
NEC (T:6701)や富士通 (T:6702)も米中ハイテク戦争を巡る思惑などから堅調ぶりが目立った。
その他ではトヨタ自 (T:7203)、ファーストリテ (T:9983)、三菱UFJ (T:8306)が小じっかり。
中小型株ではブイキューブ (T:3681)が賑わい、制限値幅拡大のソフトブレーン (T:4779)が東証1部上昇率トップとなった。
一方、米ファンドによる株式売却が伝わったソニー (T:6758)は2%超の下落。
米半導体株安を引き継いで東エレク (T:8035)やレーザーテック (T:6920)も軟調で、アドバンテス (T:6857)は3%近い下落となった。
また、ファイバーゲート (T:9450)などが東証1部下落率上位に顔を出した。