[20日 ロイター] - 米配車大手のウーバー・テクノロジーズ (N:UBER)とリフト (O:LYFT)は20日、21日午前にカリフォルニア州での配車サービス事業を一時停止する可能性があると発表したが、州控訴裁がその後、サービス停止命令を回避する判断を下した。
カリフォルニア州地裁は10日、配車サービスに従事する運転手を個人事業主ではなく従業員として扱うようにする仮処分命令を出した。これを受け、配車大手各社は20日深夜過ぎから運転手を従業員として扱うことを余儀なくされるが、ウーバーとリフトは命令の実施には数カ月かかると指摘。両社は仮処分命令の差し止めに向け控訴裁の介入を求めていた。
リフトはこの日、ブログへの投稿で、深夜にカリフォルニア州での事業を停止すると発表。ウーバーもブログで、控訴裁の介入がなければ一時的に停止しなければならないとした。
州控訴裁によるサービス停止回避の判断を受け、カリフォルニアウーバーは声明で「控訴裁が重要な問題に理解を示し、運転手が自由を確保しながら働けるように取り組みを続ける間、配車サービスを停止しなかったことを歓迎する」とした。
リフトからコメントは得られていない。
*内容を追加しました。