[29日 ロイター] - 中国のインターネット検索企業の捜狗(ソゴウ) (N:SOGO)は29日、株主である中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス) (HK:0700)が35億ドルでソゴウを買収、非公開化すると発表した。
米中間の緊張が高まる中、また1つ中国企業が米国市場から姿を消すことになる。
ソゴウの米上場株は29日、2.3%高で引けた。
買収提示額は、テンセントが非公開化を提案する直前の7月24日のソゴウ株の終値に56.5%上乗せした水準。
ソゴウ株主に7月に送られた文書によると、テンセントはソゴウ株39.2%を保有している。
ソゴウの支配株主である中国のインターネットメディア企業、捜狐(ソーフ・ドット・コム) (O:SOHU)は29日、ソゴウの非公開化取引でテンセントから約11億8000万ドルを受け取ると説明。株価は11.4%高で引けた。
ソゴウは2005年創業、2017年11月に米国市場に上場した。非公開化手続きは今年第4・四半期に完了予定。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200929T233829+0000