本日のマザーズ市場では、日米株の上昇とともに個人投資家のマインドも一段と上向き、堅調な展開となった。
直近IPO(新規株式公開)銘柄を中心に利益確定の売りに押される銘柄も少なくなく、マザーズ指数は朝方にマイナスへ転じる場面があったが、EC(電子商取引)などの「ニューエコノミー」関連株には引き続き買いが向かった。
なお、マザーズ指数は4日続伸。
連日で年初来高値を更新し、2018年2月以来およそ2年8カ月ぶりに1300pt台を回復した。
売買代金は概算で3383.39億円となり、9月2日以来の3000億円台乗せ。
騰落数は、値上がり146銘柄、値下がり173銘柄、変わらず9銘柄となった。
個別では、BASE (T:4477)が売買代金トップで11%を超える上昇。
利益確定売りも出てやや荒い値動きだったが、青森銀 (T:8342)との提携を手掛かりに上場来高値を大きく更新した。
また、時価総額上位はメルカリ (T:4385)、フリー (T:4478)、ラクス (T:3923)など全般堅調。
売買代金上位ではサイバーダイン (T:7779)やすららネット (T:3998)、弁護士コム (T:6027)が大きく買われた。
GMOメディア (T:6180)などストップ高を付ける銘柄も少なくなかった。
一方、直近IPO銘柄のrakumo (T:4060)は売りに押され、アクシス (T:4012)、タスキ (T:2987)、Ine (T:4933)は揃って下落率上位に顔を出した。
直近IPO銘柄以外ではギフティ (T:4449)などが軟調だった。