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C&R社 Research Memo(7):収益拡大により財務基盤の強化が一段と進む

発行済 2020-11-10 15:07
更新済 2020-11-10 15:21
© Reuters.  C&R社 Research Memo(7):収益拡大により財務基盤の強化が一段と進む
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■業績動向3. 財務状況と経営指標クリーク・アンド・リバー社 (T:4763)の2021年2月期第2四半期末の総資産は前期末比653百万円増加の16,883百万円となった。

主な増減要因を見ると、流動資産では収益拡大に伴い現金及び預金が1,128百万円増加し、受取手形及び売掛金が508百万円減少した。

固定資産では有形固定資産が48百万円減少した一方で、無形固定資産が48百万円、投資その他の資産が61百万円それぞれ増加した。

負債合計は前期末比581百万円減少の7,248百万円となった。

有利子負債が41百万円減少したほか、営業未払金が130百万円、未払費用が113百万円、未払法人税等が63百万円、未払消費税等が96百万円それぞれ減少した。

また、純資産は前期末比1,234百万円増加の9,635百万円となった。

親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により、利益剰余金が639百万円増加したほか、新株の発行により資本金及び資本剰余金が合わせて516百万円増加したこと等による。

経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末比5.4ポイント上昇の56.3%となり、有利子負債比率は同3.7ポイント低下の21.2%となるなど、収益拡大を背景に財務基盤の強化が進んでいると言える。

また、現金及び預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュも同1,169百万円増加の5,841百万円とここ数年では最も高い水準に積み上がっている。

強固な財務基盤を背景に、M&Aについても小型案件ではあるものの2020年7月に2件、同年10月に1件を実施しており、今後もグループ力の強化につながる案件については前向きに検討していく方針を示している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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