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北の達人 Research Memo(6):21年2月期は将来を見据えた組織体制の立て直しで業績面では一旦後退する見通し

発行済 2020-12-04 15:16
更新済 2020-12-04 15:21
© Reuters.  北の達人 Research Memo(6):21年2月期は将来を見据えた組織体制の立て直しで業績面では一旦後退する見通し

■業績見通し2021年2月期の業績予想について北の達人コーポレーション (T:2930)は、期初予想を据え置き、売上高を前期比18.5%減の8,227百万円、営業利益を同31.2%減の2,006百万円、経常利益を同31.4%減の2,007百万円、当期純利益を同31.2%減の1,357百万円と、将来を見据えた組織体制の立て直しにより通期でも減収減益を見込んでいる。

過去最高業績を更新した前期(2020年2月期)と同様、「ディープパッチシリーズ」の伸びやその他主力商品の継続利用が期待できるものの、前述した課題解決や中長期的成長をにらんだ「組織体制立て直しの1年」と位置付け、業績面では一旦後退する見通しである。

すわなち、前期から明らかになってきた構造的な課題(顧客層の広がりに伴う新規獲得件数の減少や市場の大きなマスマーケット商品の開発等)の解決に向けて「クリエイティブ部門の強化」及び「商品開発部門の強化」に注力する方針である。

弊社でも、コロナ禍の影響については引き続き注視する必要があるものの、上期における新規獲得件数が想定を上回ったことや、一時的に悪化したROASも回復していることから、同社の業績予想の達成は可能であると評価している。

特に、積み上げ型の成長モデルから判断すると、売上高予想はやや保守的と考えられる一方、利益面ではROASの維持・改善がポイントとなるだろう。

いずれにしても、これまで急成長してきた同社にとって、次の成長フェーズに向かうための転換期と捉えるべきであり、業績面では一旦後退するものの、「クリエイティブ部門の強化」及び「商品開発部門の強化」に対する具体的な進捗に注目したい。

特に、上期の課題として残った「高いROASを維持したまま、新規獲得件数を増加させる」ことをいかに実現していくのかが重要なテーマになるとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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