[ソウル 4日 ロイター] - 韓国食品医薬品安全庁は4日、英アストラゼネカがオックスフォード大学と共同開発した新型コロナウイルスワクチンの承認申請をしたと発表した。40日で緊急使用許可の承認を出したいとしている。承認されれば、韓国で使用されるワクチン第1号となる。
韓国では新規感染者数が再び1000人を超え、政府は5人以上の私的な集まり禁止を全土に拡大した。
韓国は昨年12月にアストラゼネカとワクチン2000万回分を確保する契約をした。初回分は早ければ1月上旬に発送される見通し。
このほか、ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)傘下のヤンセン、モデルナ各社との契約や、ワクチン共同購入のための国際連合体「COVAXイニシアチブ」を通じてワクチンを手配している。
疾病予防管理庁(KDCA)によると、これまでに1億0600万回分、人数分で人口(5200万人)を上回る5600万人分のワクチンを確保した。
アストラゼネカのワクチンは、英国、アルゼンチン、エルサルバドル、インドで承認されている。