[7日 ロイター] - 米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は7日、トランプ米大統領のアカウントについて、少なくとも政権移行が終了するまでは凍結する方針を示した。
ザッカーバーグ氏は7日の投稿で、トランプ氏に同社プラットフォームへの投稿を認めることは「リスクが大きすぎる」と指摘。「過去24時間の衝撃的な出来事は、トランプ大統領が任期の残りの時間を利用し、ジョー・バイデン氏への平和的で合法な政権移行を弱体化させようとしていることを明確に示している」と説明した。
その上で、少なくとも1月20日まではトランプ氏のアカウントを凍結すると明らかにした。
フェイスブックは、同社のポリシーに違反したとしてトランプ氏の投稿を24時間禁止するとしていた。
ツイッターも一時、トランプ氏のアカウントを凍結したが、大統領が規約違反のツイート3件を削除した後、解除した。トランプ氏はアカウント再開後にツイッターに投稿したビデオメッセージで、平和的な政権移行に専念していると表明した。この動画は投稿から15分で140万人が視聴した。
アマゾン・ドット・コムも配信サービス「Twitch(ツイッチ)」のトランプ氏のチャンネルを「異例の事態とトランプ氏の扇動的な発言」を理由に凍結した。トランプ氏のアカウントの扱いは大統領退任後に決定するとしている。
また、カナダの電子商取引ショッピファイも利用規定違反を理由に、トランプ氏に関連のある店舗のサービスを停止した。トランプ陣営とトランプ・オーガナイゼーションのサイトはオフラインの状態となっている。