[東京 2日 ロイター] - 豊田合成の岡正規執行役員は2日、2020年4─12月期のオンライン決算会見で、自動車の生産に影響が出ている半導体について、同社製品で直接使う半導体の不足はないとしながらも、取引先で使っている半導体の供給が滞り「(自動車の減産で納入部品が減って)作れなくなることが心配。第3・四半期でも利益で数億円くらい出ている。今後どうなるかは見通せない状況だ」と述べた。
一方、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化している三菱重工業が、豊田合成を含む複数のトヨタ自動車系サプライヤーに従業員の出向受け入れを打診していたが、岡執行役員は2月から若干名の受け入れを始めたと明らかにした。
(白木真紀) OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210202T074654+0000