[北京 7日 ロイター] - 中国当局が7日に公表したデータによると、中国の2021年1月末の外貨準備は3兆2110億ドルで、前月末の3兆2170億ドルから小幅減少した。ドルが主要通貨に対し小幅上昇し、ドル建て評価額が下がったことが要因とみられる。
ロイターがまとめたアナリスト予想は3兆2000億ドルだった。
ドルの主要通貨に対する指数は1月に0.7%上昇した。直近データによると、中国の2015年の外貨準備に占めるドルの割合は58%だった。
1月末時点の金準備は6264万トロイオンスで、前月末から変わっていない。ドル建てでは、1167億6000万ドルと、前月末の1182億5000万ドルから減少した。
中国経済が主要国に先行して新型コロナウイルスの打撃から回復する中、同国の株式や債券市場への資金流入が続いている。
高利回りや人民元高を背景とした中国国債への堅調な海外需要で、1月末時点の外国人保有比率は初めて10%を突破した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210207T230507+0000