[オスロ 23日 ロイター] - ノルウェーのメーラン法相は23日、英ロールス・ロイスが傘下のベルゲン・エンジンをロシア企業に売却する計画について、安全保障上の観点から阻止する方針を明らかにした。
メーラン氏は議会で「十分な情報がそろい、安全保障上の協力関係にない国によって支配されているグループに同社が売却されるのを防ぐ必要があるとの結論に至った」と説明した。
ロールス・ロイスは経営再建計画の一環でノルウェーの船舶エンジンメーカー、ベルゲンをロシアのTMHグループに1億5000万ユーロ(1億7800万ドル)で売却すると発表した。これを受けノルウェー政府は9日、安全保障上の観点から調査するとして差し止めを命じていた。