[カールスルーエ(ドイツ) 13日 ロイター] - ドイツ・カールスルーエの連邦司法裁判所は13日、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)に対し、ディーゼル車をローンで購入した顧客に全額を補償すべきとの判断を示した。同社のディーゼル車には、排ガス試験を不正に通過するための装置が搭載されていたことが発覚した。
同裁判所はVWの上訴を棄却し、2013年に同社のディーゼル車を購入した顧客にローンの利息を含め3300ユーロ(3926ドル)を支払うよう命じた。
判事は「購入者は、その購入がなかったことになるよう弁済されなければならない」と述べた。
排ガス不正によりVWには、これまでに320億ユーロ(380億ドル)以上の費用が発生している。