[クアラルンプール 11日 ロイター] - ソフトバンクが、マレーシアの通信会社アシアタ・グループのデジタル分析・人工知能(AI)部門ADAに6000万ドルを出資し、株式23%を取得する。アシアタが11日、発表した。
ADAの企業価値を2億6000万ドルと評価する水準という。
ADAは出資受け入れを契機に南アジア・東南アジアで事業を拡大したい考え。アシアタによると、ソフトバンクは「ADAをアジアでのデジタルおよびデータマーケティングの中核的パートナーに据える」見通し。
ADAの最高経営責任者(CEO)、Srinivas Gattamneni氏はオンラインのメディア向け説明会で、ソフトバンクの出資金をデジタルマーケティングのためのビッグデータプラットフォームやAI、自動化技術に活用すると説明した。今後5年間で事業規模を20億ドルに拡大することを目指す。
住友商事も2018年にADAの事業拡大を後押しするため2000万ドル出資している。今回のソフトバンクの出資で住友商事の出資比率は13.46%になる。
*内容を追加しました。