[チューリヒ 18日 ロイター] - スイス時計大手スウォッチ・グループのニック・ハイエク最高経営責任者(CEO)は18日付地元紙フィナンツ・ウント・ビルトシャフトのインタビューで、新型コロナウイルスのパンデミックに伴って中止を求める声が出ている東京五輪について、きっと開催されるとの見方を示した。スウォッチの傘下ブランド「オメガ」は東京五輪の公式スポンサーとなっている。
ハイエク氏は「東京五輪はたとえそれがテレビ視聴という形になっても、実施されると確信している。現在多くの日本国民が開催に懐疑的だとしても、こうした状況で五輪を成功裏に組織してきた彼らのプライドが、最終的にはより大きな意味を持つだろう」と述べた。
一方最近市場で浮上している観測を踏まえ、スウォッチ・グループが仏ケリングの時計ブランド買収に関心を持っているのかと質問されたハイエク氏は「ノー」と答えつつ、「機会が生じた場合」に買収する可能性を完全には否定しなかった。