[アーメダバード(インド) 18日 ロイター] - インド西部を直撃した大型サイクロン「タウテ」による送電塔や家屋などの倒壊で、当局は18日までに、少なくとも29人が死亡したと明らかにした。
西部ムンバイ沖では石油掘削施設の作業員らが乗ったはしけ船(バージ船)が高波にのまれて沈没し、約182人が海軍に救助されたが、依然行方不明の79人の捜索が続けられている。
深刻な新型コロナウイルス感染拡大への対応に苦慮するインド当局にさらなる圧力がかかっている。
海軍の報道官によると、海上は視界不良で、波は最大7メートル強の高さに達している。西部グジャラート州沖でもはしけ船3隻が漂流しており、救助作業が行われている。
サイクロンは17日遅くにグジャラート州に上陸、インド西部に上陸したサイクロンとしては20年ぶりの強さ。インド気象局は19日までに勢力が弱まると予測している。