[ベンガルール 1日 ロイター] - インド政府は1日、国民に対する新型コロナウイルスワクチン接種について、7─8月に1日当たりの接種回数が最大1000万回と、現在の300万回弱から大幅に加速させると明らかにした。
インドではセラム・インスティチュート・オブ・インディアやバラット・バイオテクなどがワクチン製造を急増させているほか、政府は米ファイザーなどの国外のメーカーとも供給について協議している。
インド保健省によると、これまでに人口の4.7%に当たる約4500万人が完全に接種を受けた。
インドの累計感染者数は2820万人、感染による死者数は33万人を超えている。ただ、このところ事態は落ち着きを見せており、この日の新規感染者数は12万7510人と、約1カ月ぶりの低水準となったほか、死者数は2795人と、4月27日以来の低水準となった。