[東京 14日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ(FG)は14日、米証券会社ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループと戦略的資本・業務提携契約を締結したと発表した。米国での証券事業を強化する狙いがある。三井住友FG傘下の三井住友銀行が400億円規模(13日終値ベース)を出資し、発行済み株式の最大4.9%を取得する。
今回の提携により、両社は日本関連クロスボーダーM&A(合併・買収)などの分野で協業を進める。三井住友FG傘下のSMBC日興証券とジェフリーズは2020年に米国株式のリサーチ分野で提携している。
三井住友グループは今年に入り海外事業を一層強化している。直近ではインドのノンバンク、フラートン・インディアの買収を発表。そのほか、ベトナムの消費者金融最大手FEクレジットやフィリピンの銀行大手リサール商業銀行への出資も公表している。