億万長者のビル・アックマンが率いるパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントは月曜日、機関投資家とプライベート・ウェルス・マネジメント会社のグループにヘッジファンドの10％の株式を売却し、10億5000万ドルを調達したと発表した。
この取引により、パーシング・スクエアは、早ければ来年、あるいは2026年までに実施される可能性のある新規株式公開（IPO）に備えることになる。ロイターが先に報じたように、パーシング・スクエアの現在の市場価値は105億ドルである。
今回の投資ラウンドには、投資会社ICONIQ、専門保険会社Arch Capital Group（ACGL）、投資銀行BTG Pactual、イスラエルの保険会社Menora Mivtachim、投資管理会社Consulta、プライベート・ウェルス・マネジメント会社の世界的ネットワークが参加している。
アックマンCEOは、「今回の資本注入により、既存および新規の投資戦略における資産運用を拡大することができる」と述べた。
パーシング・スクエアは、買収した資金のうち約5億ドルを、アックマンCEOの米国における新たな投資プロジェクトに充てる予定である。このプロジェクトは、欧州のパーシング・スクエア・ホールディングスと同様の投資ビークルを作ろうとするものだが、手数料を引き下げ、流動性オプションを充実させる。この新しい投資ビークルはニューヨーク証券取引所（NYSE）に上場される予定である。
同社は残りの資金で、アックマンが導入する予定の追加投資ファンドを開発する。
さらに、パーシング・スクエアは新たな独立取締役会を設立し、オーナーシップモデルを見直した。同社はベン・ハキムを社長に昇格させ、前社長のニック・ボッタは副会長を務めることになった。
パーシング・スクエアは引き続き、アルファベット（GOOGL）、チポトレ・メキシカン・グリル（CMG）、ユニバーサル・ミュージック・グループなどの主要企業に多額の投資を行っている。
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