米投資銀行Maxim Groupは、MicroStrategy (MSTR)のリサーチカバレッジを開始し、株式の購入を推奨した。同社は、MicroStrategyのビットコインへの投資と、人工知能を利用したクラウドベースのサービスへの移行を、楽観的な予測の主な理由として強調している。
MicroStrategyのビットコイン獲得へのアプローチは、マイケル・セイラー執行会長がCEO在任中に指示したもので、2024年6月20日現在、同社は226,331ビットコインを所有している。
MicroStrategyがビットコインの購入を開始して以来、同社の株価は約870%上昇し、これは他のソフトウェア企業の平均100%上昇を大きく上回っています。アナリストの計算では、MicroStrategyのビットコイン保有額は同社の株式価値の55%を占めています。
MicroStrategyの株価は火曜日に5％上昇した。
マキシム・グループはまた、MicroStrategyのクラウドベースのサービス提供へのシフトが進んでいることを強調した。この変化は、当初は同社の業績改善の一部が見えにくくなっていたものの、徐々に明らかになりつつあり、勢いを増している。
この変化の結果、同社のサブスクリプション・サービスからの収益は前年比33.6%増となり、2023年には8100万ドルに達した。ソフトウェア・ライセンスの販売による収益は12.9％、製品のサポートとメンテナンスの提供による収益は1％それぞれ減少したものの、クラウド・サービスの利益率は2022年の59.2％から2023年には60.9％に改善した。
アナリストは、クラウド・サービスの利益率は今後5年間で70％台半ばまで上昇すると予測しているが、現状ではソフトウェア・ライセンスやサポート・サービスによる利益率90％超を大きく下回っている。
さらにアナリストは、人工知能技術がMicroStrategyのクラウドサービスを強化する上で重要な役割を果たすと指摘しています。MicroStrategyの強みであるデータからの分析や洞察の創出は、生成型人工知能によってさらに強化され、有益な機能が追加されます。
「MSTRの長年の歴史と確立された顧客関係を考慮すると、同社は人工知能ソリューションを提供する上で有利な立場にあると考えます。「さらに、同社の人工知能ソリューションはクラウド環境向けに設計されており、クラウドベースのサービスの迅速な導入が促進されると考えている。
マキシムはMSTR株の12ヶ月目標株価を1835ドルに設定した。
現在、13名のアナリストがMicroStrategy株の購入を推奨している一方、7名が中立ポジション、4名が売却を推奨している。
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