共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏は、民主党の党員からバイデン氏を辞退させ、党を代表する若手候補を擁立するよう求める声が高まっているにもかかわらず、ジョー・バイデン大統領は大統領選の選挙戦を続けるとの考えを示した。
月曜日、トランプ氏は、バイデン氏は個人的なプライドと、年初に行われた予備選挙で獲得した党代議員の支持を得て正式に民主党候補に選ばれたことから、選挙戦を続けるとの考えを示した。
「彼は代議員の支持を得ているのだから、かなりの影響力を持っている。代議員の支持を得た者は、自発的に辞退しない限り、強い立場にとどまる。彼の自発的な離脱がなければ、憲法修正第25条を発動することを除いて、彼に取って代わることはほとんどできない」と、トランプはFox Newsで放映された電話インタビューでショーン・ハニティに説明した。
合衆国憲法修正第25条は、副大統領と行政部門の主要幹部が、大統領が無能力で大統領の職責を果たせないと宣言する手続きを定めており、その結果、副大統領が大統領代行を務めることになる。現在のところ、カマラ・ハリス副大統領や民主党の主要人物がこのような行動を検討している様子はない。
「彼は自分のプライドに突き動かされている。私には、彼が続ける決心をしているように見える」と、2020年の大統領選挙で彼に勝利したバイデンについてトランプはコメントした。
バイデンが6月27日に行われたトランプとの討論会で精彩を欠き、バイデンの選挙戦からの離脱を求める声が強まったことを受けて、民主党が内部不和に陥っている中でのトランプのコメントである。
トランプ氏のインタビューは、バイデン氏が選挙戦から離脱するように仕向けたと、自身のゴルフリゾートで支持者たちに不正確に伝えたという、最近の彼自身の非公式な主張とは対照的である。「彼は選挙戦から離脱する。彼が選挙戦から離脱するのは私のせいだ」と、トランプは水曜日にデイリー・ビースト紙が公開したビデオで主張した。
逆に、バイデンは選挙戦に残ることを繰り返し肯定している。現職の米大統領は月曜日に民主党議員に書簡を送り、選挙戦を継続し、最後までやり抜き、ドナルド・トランプを打ち負かすという揺るぎない決意を表明した。
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