RBCキャピタルとパイパー・サンドラーのアナリストが2日、顧客向けリポートで米国化粧品会社2社の評価を調整し、1社は改善、もう1社は引き下げた。
RBCのチームは、エスティローダー（EL）のレーティングを「セクター・パフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を1株当たり131ドルに設定した。一株当たり利益（EPS）と市場の信認は最低点に達しており、潜在的利益とリスクのバランスは現在より有利であるとの見解を示した。
同投資会社は、ELの収益成長率が以前の予測より鈍化する可能性が高いことを認識しながらも、株価のレーティングを引き上げた。その主な理由は、中国の成長見通しが低下したためだとRBCは説明した。
「長期的な収益成長率の予測を下方修正するものの、ELの利益率は大幅に、かつ現実的に上昇する可能性があると確信している」と同投資銀行は述べた。同アナリストは、売上成長と利益率増加について慎重な見積もりであっても、131ドルという正当な目標株価を算出したと指摘した。
一方、パイパー・サンドラーのアナリストは、アルタ・ビューティ（ULTA）のレーティングを「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に引き下げ、目標株価も494ドルから404ドルに引き下げた。その根拠は、同社の競争環境とプロモーション戦略のより詳細な評価と、"10月の投資家向けプレゼンテーション後の潜在的な結果についてのより包括的な検討 "だという。
「パイパー・サンドラーは、「結局のところ、同社の経営陣は顧客を惹きつける方法に重点を置いているようだ。
これらの改善は、利益率を低下させている様々な要因を補うには十分ではないと思われる。その結果、"10月に発表される長期戦略はあまり刺激的なものではなく、その結果、同社の株価は大きく変化しない可能性がある "と同社は予想している。
とはいえ、同社は第2四半期決算発表時や10月の投資家向けプレゼンテーションで株を売ることを勧めているわけではなく、同社の株価が大きく伸びるには今後12ヶ月以上かかると考えていることを明らかにした。
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