シティのアナリストは、JD.com (JD)が2024年度第4四半期決算を発表する前に新たな自社株買い計画を発表すると予想し、JD.com (JD)の株価に好影響を与えると予想する30日間のウォッチ期間を開始した。
ここ半年から1年で、インターネット・セクターの企業は自社株買いを増加させており、JD.comもその一社である。
JDは今年3月までに、2020年から21年までの自社株買いプログラム30億ドルのうち21億ドルを支出した。それに続き、2024年3月に公表された直近の30億ドルの自社株買い枠の支出も約5カ月で完了した。これは、アナリストの観察によれば、JDが株主へのリターンを向上させるという強いコミットメントを示している。
「JDの自社株買い(REPO)プログラムには資金が残っていないため、JDが取締役会の承認を得て、2024年第3四半期決算発表までの間に新たな自社株買い計画を発表する可能性が高いと考えられる」とアナリストは述べている。
「カタリスト・ウォッチとは、今後30日間に株価に大きな影響を与える可能性のあるイベント、データリリース、企業動向を特定するための調査ツールである。
2018年から2023年まで、JD.comの総収入は年平均成長率(CAGR)19%で増加し、一般に認められた会計原則(non-GAAP)に従わない調整後の純利益はCAGR57%で増加した。調整後純利益率(非GAAP基準)は2018年の0.75%から2023年には3.25%に拡大した。
2024年についてアナリストは、総収益が前年比4.2%増の1兆1300億元に達し、調整後純利益は21%増の427億元で、調整後純利益率(非GAAP)は3.78%に上昇すると予測している。
アナリストは、このような堅調な収益性とキャッシュフローの実績は、JDが株主への価値還元方針を強化する上で支えになるだろうと述べた。
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