[上海/北京 27日 ロイター] - 中国工商銀行(ICBC)は、上半期の純利益が前年同期比9.87%増加したと発表した。27日に香港証券取引所に文書を提出した。
6月30日までの上半期の純利益は1634億7000万元(約252億3000万ドル)。前年同期は1487億9000万元だった。
増益率は上半期としては2013年以来の大きさ。ロイターの算出によると、第2・四半期の純利益は777億4000万元で、前年同期の643億元から増加した。
同日発表された交通銀行の上半期決算は、純利益が15.1%増加した。
不良債権比率は両行とも小幅に低下した。工商銀行は、6月末時点で1.54%となり、3月末の1.58%から低下。交通銀行は1.64%から1.6%に低下した。
銀行の収益性を測る指標として注目される純金利マージンは、交通銀行が6月末時点で1.55%と、3月末の1.54%から若干上昇した。工商銀行は2.14%から2.12%へと小幅に低下した。