[ヒューストン 1日 ロイター] - ハリケーン「アイダ」の影響で閉鎖された米ルイジアナ州の石油精製所は水と電力の復旧を待つ中、再開まで数週間かかり、数千万ドルの減収に見舞われる見通しだ。複数の関係者が予測を示した。
アイダは8月29日にルイジアナ州フォーチョン港に上陸し、州の大部分で停電が発生。電気や水道の供給が停止し、精製や船舶輸送、パイプラインの操業再開を妨げている。
エドワーズ知事は31日、被害に遭った地域の住民に対し、ライフラインの復旧まで帰宅しないよう勧告。これらの地域にはPBFエナジー、フィリップス66、バレロ・エナジーが運営する精製所がある。
シャルメットの精製所(日量19万バレル)を停止しているPBFエナジーの広報担当者は「われわれも被害評価の結果と送電再開の見通しを待っている」と語った。
停止しているフィリップス66のアライアンス精製所があるプラークミンズ郡の報道官は、停電が3週間続くとの見通しを伝えられたと明かした。
一方、エクソンモービルは、外部電源が回復したのを受け、バトンルージュの精製所(日量52万バレル)の操業を再開。同精製所の操業停止は停電時のみにとどまった。