[ブリュッセル 30日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズは30日、ベルギーの首都ブリュッセルでの配車サービスを午前中に3時間停止すると発表した。ブリュッセル首都圏政府が、公約に反し配車サービスなどに関する規則改革案を今夏までに提示しなかったためという。
ウーバーはブログで、1995年の規則ではドライバーのスマートフォン使用が禁止されており、配車サービスを提供するためにウーバーのアプリを使用しているドライバーはリスクを抱えていると指摘。「これは2021年において受け入れられることではない」とした。
また、今回のサービス停止は欧州では「例外的かつ前例のない」措置で、ウーバーアプリを日々使用し「自身の仕事に不安を感じ、将来を心配している」2000人のドライバーを支援するとした。
サービス停止中には数百人のドライバーが各自の自動車で列をなしてブリュッセル中心部に向かい、代表団が首都圏政府首相と会談。首都圏政府は配車サービスなどの規則改革法案を28日に提出したと発表した。