[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;29152.74;-102.81TOPIX;2022.97;-4.70
[寄り付き概況]
21日の日経平均は102.81円安の29152.74円と3日ぶり反落して取引を開始した。
前日20日の米国株式市場はまちまち。
ダウ平均は152.03ドル高の35609.34ドル、ナスダックは7.41ポイント安の15121.68で取引を終了した。
企業の好決算を好感した買いが続き、寄り付き後、上昇。
ダウ平均株価は終日堅調に推移し、取引時間中の史上最高値を更新した。
一方、ハイテク株は金利上昇を警戒し小幅下落した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。
引き続き、原油高による企業収益の圧迫や、米長期金利の一段の上昇が警戒され、買い手控え要因となった。
また、昨日の米株式市場でナスダック総合指数が下落し、東京市場でハイテク株などの重しとなった。
一方、新型コロナ感染縮小による経済活動の活性化や、今後発表が本格化する国内主要企業の4-9月期決算への期待感が株価支援要因となった。
また、昨日の日経平均が25日線を上抜けたことから、相場の底堅さが意識されたことも安心感となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は10-16日に国内株を2週連続で買い越した。
買越額は9601億円だった。
セクター別では、精密機器、その他製品、食料品、電気機器、サービス業などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、パルプ・紙、非鉄金属、不動産業などが値上がり率上位に並んでいる。
東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)、任天堂 (T:7974)、ソニーG (T:6758)、リクルートHD (T:6098)、村田製 (T:6981)、神戸物産 (T:3038)、SUMCO (T:3436)、川崎汽船 (T:9107)、キヤノン (T:7751)、ルネサス
(T:6723)、オムロン (T:6645)などが下落。
他方、NTT (T:9432)、KDDI (T:9433)、JR東海 (T:9022)、ベイカレント (T:6532)、川崎重 (T:7012)、INPEX (T:1605)、日産自 (T:7201)、コマツ (T:6301)、アステラス薬 (T:4503)、三菱電 (T:6503)などが上昇している。