[4日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社モデルナは4日、新型コロナウイルスワクチンの2021年の売上高予想を従来の200億ドルから150億─180億ドルに下方修正した。これを受け、株価は16%下落した。
今年の供給量も7億─8億回分と従来予想の8億─10億回分から引き下げた。
モデルナ幹部によると、現在の課題は原材料の製造ではなく、バイアル充填とバイアルを世界各地に供給するためのインフラにあるという。
モデルナはワクチン生産拡大に向け増員などを実施していると指摘。バンセル最高経営責任者(CEO)は、こうした取り組みは現時点で完了しており、生産拡大措置によるポジティブな効果がすぐに現れるとした。
来年の売上高は170億─220億ドルを見込んだ。