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米J&Jが会社2分割、消費者向けを分離 医療事業に注力へ

発行済 2021-11-13 00:44
更新済 2021-11-13 00:45

[12日 ロイター] - 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は12日、会社を2分割し、日用品や市販薬などを手掛ける消費者向け事業と製薬・医療機器などを含む医療向け事業を切り離す計画を発表した。消費者向け事業をスピンオフ(分離・独立)し上場企業とし、医療向け事業に注力する考え。

スピンオフは18─24カ月での完了を目指すとしている。

消費者向け事業は「バンドエイド」や口臭防止剤「リステリン」などのブランドを抱える。

© Reuters. 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は12日、会社を2分割し、日用品や市販薬などを手掛ける消費者向け事業と製薬・医療機器などを含む医療向け事業を切り離す計画を発表した。2019年5月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

医療向け事業にはがん治療薬やワクチン製造、手術用機器などが含まれる。同事業の2021年の売上高は約800億ドルとなる見通しで、消費者向け事業の売上高見通しである150億ドルを大きく上回っている。

J&Jの株価は午前の取引で約1.9%上昇した。

東芝も12日、グループを3つの会社に再編し、このうちインフラ事業とデバイス事業を手掛ける2社を上場させると発表。米ゼネラル・エレクトリック(GE)も9日、会社を3分割し、それぞれが上場企業になると発表。3企業はそれぞれ航空分野、エネルギー分野、ヘルスケア分野に焦点を当てる計画を示している。

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