[香港 12日 ロイター] - 香港政府は12月に行われた立法会(議会)選挙に関する英誌エコノミストの記事について、「選挙が不正に行われたという根拠のない非難」であり「偏向報道だ」と批判した。
選挙は「愛国者」と認められた人のみが立候補できる制度へ変更された結果、親中派が圧勝した。投票率は過去最低となった。
李家超(ジョン・リー)政務長官は、選挙が不正に行われたとするエコノミストの記事は根拠のない非難だと訴えた。
政府のウェブサイトに掲載された11日付の書簡で「もし何かが『操作された』とすれば、それは個人の偏見によって操作され、意図的にゆがめられた香港のイメージだ」と主張した。
エコノミストはコメントの要請に応じていない。
同誌は香港の新立法会が招集されたことを受けて、8日の社説で見せかけの民主主義と批判した。