［ベルリン １２日 ロイター］ - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）は１２日、２０２１年の販売台数が８．１％減の４９０万台弱だったと発表した。
供給網の目詰まりが響いた。２２年上半期も不安定な状況が続く見通しという。
一方、高級車大手のＢＭＷが発表した「ＢＭＷ」ブランドの販売台数は２２１万台と、過去最高を記録。供給網の問題に対処できたことなどが寄与した。
ＶＷは完全電気自動車とハイブリッド車の販売が７３％増の３６万９０００台超と、販売全体の７．５％を占めた。
ＢＭＷのライバルのダイムラーは、販売台数が５％減と、ＶＷとの比較で小幅な減少にとどまったが、世界の高級車販売で５年ぶりにＢＭＷに首位の座を明け渡した。
高級車の販売が最も低迷したのは欧州。ＢＭＷは３．９％増、ダイムラーは１１．２％減だった。
ＶＷは中国販売が１４．８％減と、最大の落ち込みを記録した。
３社は北米では好調な業績を残した。ダイムラーの米国販売は０．４％増、ＢＭＷは１９．５％増。ＶＷの北米販売は１３％増だった。