[ミラノ 7日 ロイター] - イタリア銀行(中央銀行)が7日発表したデータによると、ユーロ圏中央銀行間の決済システム「ターゲット2」を通じた同国の債務は、1月末時点で5648億ユーロ(6451億1000万ドル)と、過去最高水準から大幅に減少した。
昨年12月は5899億8000万ユーロだった。
欧州中央銀行(ECB)によるイタリアの銀行への資金供給は4534億ユーロ。12月の4534億1000万ユーロから横ばいだった。
ターゲット2を通じた各国の債務・債権状況は、域内の不均衡や金融ストレスを見る上で参考となる。
ターゲット2の債務は、資本流出などで増加する可能性があるほか、ECBの資金供給に対する国内銀行の依存度が高まりも反映する。