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エスプール Research Memo(4):21年11月期は主力事業の好調で会社計画を上回る2ケタ増収増益を達成

発行済 2022-02-09 15:14
更新済 2022-02-09 15:15
© Reuters.
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■業績動向

1. 2021年11月期の業績概要
エスプール (T:2471)の2021年11月期の連結業績は、売上高で前期比18.3%増の24,862百万円、営業利益で同19.7%増の2,668百万円、経常利益で同19.9%増の2,673百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同19.0%増の1,881百万円といずれも会社計画を上回り、過去最高を連続更新した。
一部の事業でコロナ禍の影響が残ったものの、障がい者雇用支援サービスや人材アウトソーシングサービスなど主力事業がいずれも2ケタ増収と好調を継続し、全体の収益をけん引した。
売上高は9期連続の増収、各利益は6期連続の増益となる。


売上総利益率は前期の30.4%から30.3%と0.1ポイント低下した。
主には、人材ソリューション事業における派遣社員の給与・福利厚生費の上昇と、障がい者雇用支援サービスにおける売上構成比の変化(ストック収入の売上構成比上昇)による。
一方、販管費は人件費を中心に前期比17.2%増となったが、増収効果により販管費率は同0.1ポイント改善した。
この結果、営業利益率も前期の10.6%から10.7%となり、過去最高を更新している。


営業利益の主な増益要因を見ると、障がい者雇用支援サービスで375百万円、人材アウトソーシングサービスで152百万円、新規事業(広域行政BPOサービス、環境経営支援サービス)で74百万円となっている。
一方、減益要因としては、本社共通費用の増加で94百万円(主に人件費増)、ロジスティクスアウトソーシングサービスで16百万円、その他で52百万円となった。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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