[ロンドン 15日 ロイター] - 米大手投資会社ブラックストーンは、都市型倉庫運営で欧州最大手のマイルウェイに他の投資家と協力して210億ユーロ(238億1000万ドル)を追加出資する計画。スピード配送への需要増を見込んだ動き。
ブラックストーンは2019年に保有建物のテナント向けラストワンマイル配送を強化するために取得した物流関連資産1000件以上を運営する主体として、マイルウェイを立ち上げた。食品やその他の商品の即日配達への需要が世界的に高まる中、株式の上場や売却よりも増資を選んだ。
既存株主には株式の保有率維持か引き上げ、あるいは売却を提案したと説明。マイルウェイには75日以内に、株主にとってより好ましい選択肢があるかを模索することを認める。
ブラックストーンの欧州不動産責任者であるジェームズ・セパラ氏は「物流は世界的にわれわれの最も期待するテーマの一つ」と述べた。
同社によると、増資資金の大半は既存株主が引き受ける見通し。