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日経平均は175円高でスタート、トヨタや川崎汽船などが上昇

発行済 2022-03-14 09:26
更新済 2022-03-14 09:30
© Reuters.
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;25338.64;+175.86TOPIX;1812.43;+12.89


[寄り付き概況]

 14日の日経平均は175.86円高の25338.64円と反発して取引を開始した。
前週末11日の米国株式市場は続落。
ダウ平均は229.88ドル安の32944.19ドル、ナスダックは286.15ポイント安の12843.81で取引を終了した。
ロシアのプーチン大統領がウクライナとの停戦交渉で前向きな動きがあると発言したとの報道で、停戦期待に寄り付き後、上昇。
しかし、3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったほか、欧州訪問中のハリス副大統領やウクライナ外相がプーチン大統領が外交手段に前向きな姿勢は見られないと報道を否定したため停戦期待が後退し上げ幅を縮小。
バイデン大統領が追加制裁を発表したほか、3月FOMCでの利上げを警戒した売りも強まり、引けにかけて下げに転じた。


 今日の東京株式市場は買いが先行した。
先週末の日経平均が500円を超す下げとなったことから自律反発狙いの買いが入りやすかったことに加え、外為市場で1ドル=117円50銭台と、先週末15時頃に比べ80-90銭ほど円安・ドル高に振れ、輸出株などの株価の支えとなった。
一方、ウクライナ情勢を巡る情報が錯綜し、地政学リスクが払拭できないことに加え、バイデン米大統領が世界貿易機関(WTO)協定に基づく最恵国待遇からロシアを外す意向を表明するなど対ロ制裁が一段と厳しくなっており、資源高や世界経済の下押し圧力がさらに強く意識され、株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。


 セクター別では、空運業、銀行業、陸運業、不動産業、保険業などが値上がり率上位、精密機器、鉱業、小売業、鉄鋼、その他金融業などが値下がり率上位に並んでいる。
東証1部の売買代金上位では、トヨタ (T:7203)、川崎汽船 (T:9107)、レーザーテック (T:6920)、日立 (T:6501)、日揮HD (T:1963)、信越化 (T:4063)、東エレク (T:8035)、アドバンテスト<
6857>、三菱UFJ (T:8306)、アステラス薬 (T:4503)、JR東海 (T:9022)、JAL (T:9201)、コマツ (T:6301)、TDK (T:6762)などが上昇。
他方、INPEX (T:1605)、HOYA (T:7741)、カワチ薬品 (T:2664)、ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)、エムスリー (T:2413)、花王 (T:4452)、資生堂 (T:4911)などが下落している。


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