[ソウル 14日 ロイター] - 韓国の主要対話アプリを運営するカカオは14日、創業者で富豪の金範洙(キム・ボムス、ブライアン・キム)氏が関連会社事業のグローバル展開に専念するため取締役を退任したと発表した。
金氏はカカオが支援する日本有数の漫画アプリ「ピッコマ」をベースに、さらなるビジネスチャンスを求めるほか、カカオの事業拡大に集中する。
カカオの関連会社は昨年、グローバル展開のために米国のストーリーテリングアプリ2社を9億5000万ドルで買収。これに先立っては、国内と海外市場でオンラインベースのウェブ漫画(ウェブトゥーン)で成功、ピッコマはゲーム以外で日本で最も売上高の大きいモバイルアプリの1つとなった。
カカオの株価は14日の取引時間中に一時3.4%上昇した。