[北京 23日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会(発改委、NDRC)は23日、脱炭素への取り組みとして、2025年までに年間10万─20万トンのグリーン水素を製造し、約5万台の水素自動車を普及させるとの目標を発表した。
また、水素利用拡大に向けたインフラ整備で無秩序な競争を排除する方針を示した。
中国は現在、年間3300万トンの水素を製造している。
発改委は「クリーンなエネルギーを用いた水素の製造、貯蔵、輸送で大きな前進を遂げ、市場の競争力を高め、主に産業副産物の水素およびグリーン水素による供給網を確立する」ことを目指すとした。
25年までに目指す全体の水素生産量の目標は示さなかった。年間20万トンのグリーン水素生産は、現在の水素生産全体の1%に満たない。
発改委はまた、水素産業における無秩序な競争をけん制し、リソースや市場の需要に応じた合理的な事業計画を立てるよう呼び掛けた。