■GMOペパボ (T:3633)の業績動向
3. 財務状況とキャッシュ・フローの状況
2021年12月期末の資産合計は前期末比658百万円増加の8,870百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では売掛金が129百万円増加したほか未収入金が217百万円増加した。
また、固定資産では有形固定資産が105百万円、無形固定資産が75百万円、投資有価証券が186百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比249百万円増加の5,916百万円となった。
流動負債では未払法人税等が120百万円減少した一方で、前受金が226百万円増加した。
また、固定負債ではリース債務が134百万円、繰延税金負債が61百万円増加している。
純資産合計は前期末比408百万円増加の2,953百万円となった。
配当金支出が426百万円あった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益715百万円を計上し、利益剰余金が増加した。
また、その他有価証券評価差額金も66百万円増加している。
キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動により得られた収入は669百万円となり、投資活動による支出278百万円を吸収し、フリー・キャッシュ・フローは390百万円のプラスとなった。
一方で、配当金の支払い等により財務活動による支出が392百万円となり、期末の現金及び現金同等物の残高は前期末比1百万円減少の3,620百万円となった。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は32.9%と前期末から若干上昇し、無借金経営で手元キャッシュも30億円台で推移していることから、財務の健全性は維持しているものと判断される。
収益性に関しても減益となったことでROE、ROA、売上高営業利益率ともに前期比で低下したが、収益構造がストック型サービスとフロー型サービスのハイブリッド型となっていることもあり、ROEが20~30%台、ROAは10%台と高水準を維持する格好で安定して推移している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
3. 財務状況とキャッシュ・フローの状況
2021年12月期末の資産合計は前期末比658百万円増加の8,870百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では売掛金が129百万円増加したほか未収入金が217百万円増加した。
また、固定資産では有形固定資産が105百万円、無形固定資産が75百万円、投資有価証券が186百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比249百万円増加の5,916百万円となった。
流動負債では未払法人税等が120百万円減少した一方で、前受金が226百万円増加した。
また、固定負債ではリース債務が134百万円、繰延税金負債が61百万円増加している。
純資産合計は前期末比408百万円増加の2,953百万円となった。
配当金支出が426百万円あった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益715百万円を計上し、利益剰余金が増加した。
また、その他有価証券評価差額金も66百万円増加している。
キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動により得られた収入は669百万円となり、投資活動による支出278百万円を吸収し、フリー・キャッシュ・フローは390百万円のプラスとなった。
一方で、配当金の支払い等により財務活動による支出が392百万円となり、期末の現金及び現金同等物の残高は前期末比1百万円減少の3,620百万円となった。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は32.9%と前期末から若干上昇し、無借金経営で手元キャッシュも30億円台で推移していることから、財務の健全性は維持しているものと判断される。
収益性に関しても減益となったことでROE、ROA、売上高営業利益率ともに前期比で低下したが、収益構造がストック型サービスとフロー型サービスのハイブリッド型となっていることもあり、ROEが20~30%台、ROAは10%台と高水準を維持する格好で安定して推移している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)