[東京 30日 ロイター] - 日経平均 .N225 前場終値 15636.6 +82.69 寄り付き 15596.50 安値/高値 15584.83─15665.24
東証出来高(万株) 102605 東証売買代金(億円) 9662.29
前場の東京株式市場で日経平均は続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を 受けた円安進行を好感し、主力株が総じて買い優勢で始まり、3週間ぶりに1万5600 円を回復した。取引時間中にドル/円が一時109円台を付け、円安基調を強めたことも 安心材料となった。日立製作所 6501.T など業績予想の上方修正を発表した銘柄も堅調な 値動きをみせた。
米連邦準備理事会(FRB)は量的緩和第3弾(QE3)の終了を決定するとともに 、労働市場をめぐる判断を強めた。声明内容を受け、前日の米国株は一時下値を探る場面 があったものの、引け際にかけて下げ渋り小反発となった。一方、外為市場では円安が進 行。これを手掛かりに朝方の東京市場は主力株を中心に買いが先行した。
市場からは「為替や米株の戻りに対し、日本株が出遅れているとの見方から買われた 。日立など好決算を発表した銘柄が強含んでいることも好感できる」(光世証券執行役員 ・西川雅博氏)との指摘が出ている。
もっとも、9月高値から10月安値までの下落幅に対し、フィボナッチ比率で61. 8%戻した水準の1万5669円近辺まで迫ると、指数は伸び悩みをみせた。翌日の日銀 金融政策決定会合など重要イベントを前に、様子見姿勢が強まりつつあり、株価の上昇の 割には盛り上がりに欠ける展開だとの見方も広がっている。「米量的緩和の終了で米国株 の戻りが一服する可能性が高く、日本株の上値も追いにくい」(大手証券)との声も出た 。
個別銘柄では任天堂 7974.T が買い先行で始まった。中間期の営業赤字が大幅に縮小 したことが好感され、一時前日比860円高まで買われた。ただ、きょうの経営方針説明 会で同社が睡眠や疲労を手軽に測定できる機器を開発すると発表した後、上げ幅は縮小。 前日比80円高で前場の取引を終えた。
配当予想の上方修正を発表したキーエンス 6861.T は堅調。半面、今期売上高予想を 下方修正した三菱自動車工業 7211.T は売られた。
東証1部の騰落数は、値上がり1043銘柄に対し、値下がりが619銘柄、変わら ずが170銘柄だった。
(長田善行) ((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging: yoshiyuki.osada.reuters.com@reuters.net))
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