[シンガポール 22日 ロイター] - シンガポール保健省は22日、新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者数が減少しているとして、継続していた残りの規制の大半を4月26日から解除し、渡航基準も緩和すると発表した。
規制撤廃により、集会人数制限がなくなるほか、従業員の完全職場復帰が可能となり、コロナ禍以来初めて警戒レベルが引き下げられるなどする。渡航者については、ワクチン接種者の出発前検査義務が撤廃される。
政府のコロナウイルス対策本部で共同責任者を務めるローレンス・ウォン財務相は、「これらの変更により、われわれは2年にわたった極めて厳しいコロナとの戦いを経て、ようやく息をつける状況を獲得した。しかし、最終地点に近づきつつあるが戦いはまだ終わっていないこと、またパンデミック(感染の世界的大流行)はもちろん終わっていないということを、常に念頭におこう」と述べた。