[28日 ロイター] - 米半導体大手インテルが28日に発表した第2・四半期の売上高と利益の見通しは市場予想を下回った。パソコン(PC)需要の低迷と中国での新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)に伴うサプライチェーン(供給網)の不確実性の高まりが影響するという。
株価は引け後の時間外取引で5%下落した。
第2・四半期の売上高予想は約180億ドル、調整後1株利益予想は0.70ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均はそれぞれ183億8000万ドル、0.83ドルだった。
第1・四半期の調整後売上高は184億ドル。アナリスト予想平均は183億1000万ドルだった。利益率の高いデータセンターおよび人工知能(AI)事業の売上高は22%増の60億ドルとなった。
第1・四半期の調整後1株利益は0.87ドルと、予想の0.81ドルを上回った。
パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は「上海は比較的早期に(活動を)再開するとみられるが、それでも第2・四半期の見通しをやや弱めるだろう」とロイターに述べた。ただ「下期にはPC需要が回復する見込みで、通期の見通しに変更はない」とした。
第1・四半期の売上高が予想を上回ったことが通期見通しの達成を後押しするとも述べた。