[5日 ロイター] - 米薬局チェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは5日、医療用麻薬「オピオイド」の中毒蔓延をフロリダ州で深刻化させたと訴えられていた件で、同州と6億8300万ドルの支払いで和解したと発表した。
支払いの内訳は18年間の州への支払い計6億2000万ドルと、訴訟手数料6300万ドル。
オピオイド禍を巡っては全米で医薬品メーカーや薬卸売業者に対する訴訟が和解に向かう一方で、薬局チェーンに対する州や市や郡による訴訟は継続。フロリダ州は薬局チェーン大手CVSヘルスが4億8400万ドルの和解金支払いで合意しており、今回の和解と合わせ、米大手薬局チェーン2社とそれぞれ和解を決着させた最初の州となった。
ウォルグリーンはCVSなどが加わる和解への参加を拒み、4月11日には単独審理が始まっていた。同社は不正行為は認めていない。