[ワシントン 17日 ロイター] - 中国東方航空の旅客機が3月に墜落した事故を巡る調査で、意図的な行為だった可能性が検証されていることが、複数の関係筋の話で分かった。これまでに機器不良の証拠は見つかっていないという。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこれより先、米当局者の暫定評価について知る関係筋の情報として、ブラックボックスの飛行記録は操縦室内の何者かが意図的に同機を墜落させたことを示唆していると報じた。
当局者らはこれまでに、機体が急降下している間に操縦士が航空管制や近隣を飛行する航空機からの相次ぐ連絡に応答しなかったと明らかにしている。
ある関係筋は、墜落が「故意」の行為だったか調査が行われているとロイターに語った。
中国では18日、SNS(交流サイト)の微博(ウェイボ)や微信(ウィーチャット)でWSJの記事のスクリーンショットが検閲されているもようだ。
中国東方航空は現時点でコメントの要請に応じていない。WSJによると、同社は事故機に何らかの問題があったかどうか判断できる証拠は見つかっていないと述べた。
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