[シンガポール 15日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)ビットコインへの積極投資で知られる米ソフトウエア会社マイクロストラテジーは15日、ビットコインを担保とした借り入れで追い証(追加担保の差し入れ義務)は発生していないと明らかにした。また必要なら追加で差し入れる担保は十分にあると述べた。
同社は3月、主にビットコインを担保として暗号資産銀行シルバーゲート・キャピタルから2億0500万ドルを借り入れた。ビットコインは14日の取引で一時、追い証が発生するとマイクロストラテジー幹部が述べていた価格を下回った。
同社は「このところビットコイン価格が変動しているものの、シルバーゲートからの借り入れに対し追加担保の差し入れ要求は受けていない」と説明。
「ローン資産価値比率の要件を満たすため追加のビットコインを差し入れることが常に可能だ」とし、現在の価格水準でも融資契約の要件を満たすのに十分な追加ビットコインを引き続き保有していると述べた。